経口糖尿病薬の新展開
―病態プロファイルと最適薬剤選択の決め手―


監修:稲垣暢也(京都大学大学院医学研究科 糖尿病・栄養内科教授)
企画・編集:吸入指導ネットワーク
定価:3800円+税 B5判 214頁
ISBN978-4-86270-040-7

正誤表

 

●インクレチン関連薬の登場により,経口糖尿病薬のラインナップが一層充実した反面,6系統にも及ぶ薬効群の中から最適の薬剤を選び出すことは,より複雑になりました。

●病態プロファイル・検査値からみた選択は? 第一選択薬の決め手は? 最初の薬剤で血糖コントロールが得られない時の次の一手は?

●いかにして患者さんごとの最適な薬剤を選ぶかをテーマに,専門医がクリアカットに解説。あなたの糖尿病診療をサポートします。

 
 
【序より】
 インクレチン関連薬の登場により,わが国では現在SU薬,グリニド薬,α-グルコシダーゼ阻害薬,ビグアナイド薬,チアゾリジン薬,DPP-4阻害薬の6種類の経口糖尿病薬が存在する。糖尿病の病態を把握しながら,その時々で最適の薬剤を処方する必要がある。
 本書は,「経口糖尿病薬の新展開~病態プロファイルと最適薬剤の決め手~」と題し,これら6種類の経口糖尿病薬について,最新の知見と病態に応じた最適薬剤処方の実際をわかりやすく解説している。さらに,GLP-1受容体作動薬についても,注射薬ではあるがインスリンとは異なりインスリンの代替えとはならないという観点から併せて解説した。
 読者の明日からの糖尿病診療のお役に立てば,この上ない喜びである。(稲垣暢也)
 
 

【内容項目】
1.経口糖尿病薬の選択における基本知識
  ・経口血糖降下薬の種類と特性-SU薬からインクレチン薬まで-
  ・経口薬選択の指標-患者のプロファイルから何を読み取るか-
  ・経口薬の限界-インスリン注射の導入を見誤らない-
2.薬剤選択の実際
  ・病態・検査値からみた薬剤選択―選択基準・処方の実際・注意点
  SU薬
  グリニド薬
  α-グルコシダーゼ阻害薬(α-GI)
  ビグアナイド薬
  チアゾリジン薬
  DPP-4阻害薬
  GLP-1受容体作動薬
  ・経口薬選択の実際
  病態に応じた最初の一手-まず最初にどの薬剤を用いるか?
  最初の薬剤で良好な血糖コントロールが得られない場合,次の一手は?
    -α-GIやグリニド薬で良好な血糖コントロールが得られない場合
    -SU薬で良好な血糖コントロールが得られない場合
    -ビグアナイド薬で良好な血糖コントロールが得られない場合
  ・合併症を有する患者における薬剤選択と注意点
  肥 満
  動脈硬化症
  腎 症
  網膜症の内科的治療
  神経障害
  ・高齢患者における薬剤選択と注意点
3.トピックス
  ・SU薬とインクレチン関連薬併用による低血糖
  ・α-GI・ビグアナイド薬とインクレチンの併用
  ・インスリンからGLP-1受容体作動薬への切り替えによる高血糖
  ・チアゾリジン薬と骨折
  ・α-グルコシダーゼ阻害薬・グリニド薬による食後高血糖改善と大血管イベントに関
  する大規模スタディ
  ・高用量メトホルミン
  ・インスリンとDPP-4阻害薬の併用
4.薬剤一覧

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