ステロイド―服薬指導のためのQ&A 改訂4版

ストレスチェック対応

メンタルヘルス実践学

編著:芦原 睦
中部労災病院心療内科部長 / 藤田保健衛生大学客員教授
定価:本体3000円+税
A5判 104頁
ISBN978-4-86270-159-6



はじめにより

 私の勤務する中部労災病院心療内科では1998年から勤労者メンタルヘルスセンターを併設して,働く人の心の健康問題に取り組んできました。また,私自身は1997年から某事業所の嘱託産業医も兼任していますので,臨床現場と産業現場の両者と関係を持ちながら仕事をしてきました。
 2015年,ストレスチェック制度が法制化され,メンタルヘルス問題は事業所の努力目標から義務へと変化しました。働く人々の健康を守る立場の人間としましては,大きく前進したと感じています。
 本書はストレスチェック後の高ストレス者の面接に当たり,事前に知っておいたほうがよい知識をまとめました。職場におけるストレス症例や職場不適応について述べましたが,疾患としては主にうつ病,仮面うつ病を,心身医学療法としては産業現場で活用しやすい交流分析と自律訓練法のみを取り上げました。コンパクトな書籍にしたかったために切り捨てた情報も多々あります。主に産業衛生やメンタルヘルスが専門でない嘱託産業医の方に読んでいただきたく存じます。

(芦原 睦)

目次

第1章  ストレスチェックと高ストレス者への対応
第2章  労働問題と精神保健 ―心療内科の現場からみたメンタルヘルス
第3章  職場不適応
第4章  心療内科を受診した職場ストレス症例
     -1)心療内科を受診した職場ストレス症例 ―職場要因によるケースの検討
     -2)心療内科を受診した職場ストレス症例 ―産業医との連携から
第5章  臨床医と産業医の連携 ―その重要性と課題
第6章  仮面うつ病を中心とした心療内科医の対応
第7章  セルフケアに有用なリラクセーション技法:自律訓練法
第8章  産業現場に活かす交流分析
     -1)3つの欲求理論とその応用
     -2)4つの分析理論とその応用

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