高齢者の糖尿病と栄養-合併する疾患ごとの栄養ケア-

レビー小体型認知症

即効治療マニュアル

<改訂版>

著 河野和彦 (名古屋フォレストクリニック院長)
定価 本体5,000円+税
B5判 176頁
ISBN978-4-86270-153-4



概要

●「動く標的」レビー小体型認知症。年間600人あまりのレビー小体型認知症初診を診ている筆者が,経験の少ないプライマリケア医にも必ず改善させられる処方を公開!

●治療・処方コントロールをさらに進化させた衝撃の改訂版

改訂版の序より

 DLBなど歩行障害系の認知症については、長足の進歩を得られたために、小著の改訂版への期待が高まったと聞いております。初版でDLBの治療法はほぼ完成したと考えていたのに、さらに飛躍できたことに読者の皆さんとともに喜びをかみしめたいと改訂版の筆をとった次第です。

(河野和彦)

はじめにより

 レビー小体型認知症(DLB: Dementia with Lewy bodies)は、不思議な病気です。(中略) 薬の種類や用量を絶えず患者の病態に合わせて変えていかないと、よく効いていたはずの薬が次の週には副作用を生じるということすら起きます。(中略)
 しかし、DLBの特性や薬剤過敏性を知っていれば、少なくとも自分の出した処方で病状をいっそう悪化させることは防げそうです。(中略)
 DLBの治療は、老年医学の縮図です。ただでさえ、薬剤の「安全域」(有効域と副作用が出現する用量の幅)が狭い老人であるのに加え、薬剤過敏性という壁があって、信じられないくらいの低用量でもDLB患者に強い副作用が起こり得ます。(中略)
 この本は、忙しい医師、介護に疲れきったご家族のために、なるべく文章は簡略化して図を見ながら理解できるように工夫しました。(河野和彦)

目次

Ⅰ 認知症臨床の一般論

1.初診時の問診
2.認知症の種類
3.アルツハイマーらしさ(画像)
4.アルツハイマーらしさ(症状)
5.アルツハイマーらしさ(時計描画テスト:CDT)
6.アルツハイマースコア(河野 2011)
7.脳血管障害と認知症
8.脳梗塞のバリエーションと認知症
9.アルツハイマー型認知症の血管因子
10.うつ状態(うつ症状)とうつ病
11.うつ病と非定型うつ病
12.認知症における躁うつの周期
13.発病とハイリスク
14.意識障害と認知症
15.周辺症状
16.陽陰のバランスを保つ
17.陽性症状の制御を最優先する
18.抑制系薬剤の使い分け
19.家庭天秤法
20.バランスチェック
21.その他の薬剤 ―便秘、誤嚥、骨折対策―

Ⅱ レビー小体型認知症の臨床

22.レビー小体病
23.脳内ドパミン不足を診る
24.レビー小体型認知症の姿
25.一筋縄ではいかないレビー小体型認知症の症状
26.レビー小体型認知症の頭部CT
27.前頭葉症状
28.レビースコア(河野 2011)
29.レビー治療の三種の神器
30.レビー小体型認知症のバリエーションとスペクトラム
31.微量のアリセプトがカギ
32.幻視タイプ ―抑肝散の出番―
33.アルツハイマータイプ ―レビーのスペクトラムを理解する―
34.パーキンソンタイプ ―最も難しい薬剤調整―
35.意識消失発作
36.抗うつ薬を減らす方法
37.なぜ認知症に抗うつ薬がいけないのか
38.レビー治療のまとめ
39.急性硬膜下水腫、正常圧水頭症の合併
40.健康補助食品ANM176について
41. LPC症候群とその対応
  -A Lewy-Pick complex(レビー・ピック複合)   -B PSP、CBD、MSAの気づきと治療
  -C1 進行性核上性麻痺(PSP、 progressive supranuclear palsy)
  -C2 皮質基底核変性症(CBD、 corticobasal degeneration)
  -C3 多系統萎縮症(MSA、 multiple system atrophy)

ドクターコウノの熱血コラム(1~15)

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